世田谷区桜新町のサザエさんとマスオさんが10月14日、漫画「サザエさん」発祥の地である福岡市早良区へ夫婦で「里帰り」し、同地で開催中の「西新勝鷹ゆめまつり」のパレードに初参加した。
漫画「サザエさん」は、作者の長谷川町子さんが同地の海岸・百道浜を散歩しながら構想を練り、1946(昭和21)年4月創刊の地元の新聞「夕刊フクニチ」で連載が始まった。このことから今年5月27日、同作品発祥の地を記念して、同地の海岸跡を含む市道に世田谷区桜新町に次いで全国で2カ所目となる「サザエさん通り」が誕生。全長1.6キロの通りには「磯野広場」があり、サザエさん誕生の裏話やエピソードを紹介する記念碑が建てられている。
桜新町商店街振興組合(世田谷区桜新町1)は、理事など関係者が5月のオープン式典に招かれ参加したことから今回、「商店街同士のつながりを深めよう」と、サザエさん夫婦を2人の出会いの場所である同地へ「里帰り」がてら毎年10月開催の同祭に参加してもらい、盛り上げに協力することにしたという。
同祭は西新、中西、高取商店街を中心に合同で開催されており、サザエさん夫婦は現在パ・リーグのクライマックスシリーズで健闘中の地元球団「ホークス」の必勝祈願を込めて2003年に誕生した「勝鷹水神」からパレードに参加。地域の人々の沿道からの声に応えながら約3.5キロを歩いた。
サザエさんとマスオさんは近日中に帰宅し、27日に開かれる桜新町商店街の「Halloween コンテスト&スタンプラリー」イベントに参加する予定。