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桜新町「ねぶた祭」今年も街を挙げて開催へ-ねぶたワークショップも

大人気の「サザエさんねぶた」

大人気の「サザエさんねぶた」

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 桜新町商店街で9月8日、「第9回ねぶた祭」が開催される。主催は桜新町商店街振興組合(桜新町1)。

過去の桜新町ねぶた祭の様子

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 同祭りは2004年に同商店街の50周年記念事業として初開催したのがきっかけ。もともと1996年に同商店街が全国に先駆けて立ち上げた公式サイトに興味を持った青森県浪岡町商工会(当時)が、同地へ視察に訪れたことで「青森ねぶた」とのつながりが生まれたという。

 今年で9回を数え「見る側も見せる側も一体となってみんなで楽しむ」イベントに成長。現在では平均約3万人の人出がある。幅約5メートル高さ3メートル超の「大ねぶた」と「サザエさんねぶた」「小ねぶた」、おはやしに地域で募集したハネト(ねぶたの踊り手)が加わったパレードの長さは、最大約75メートル。約300メートルのサザエさん通りを交番で折り返すにぎやかな運行は2時間にも及ぶ。同商店街で貸し出しするハネト用の浴衣は約1000着の用意があるがすでに全て貸し出し済みという。

 商店街だけでなく、近隣の学校や「おやじの会」など地域全体を巻き込んで行われる同イベント。今年は8月22日~24日に昭和女子大学生活科学部環境デザイン学科の学生が中心となり、ねぶた制作体験「あおぞらワークショップ」を開催。事前にデザインした風力や強度に基づき、同ワークショップ参加者が制作したオリジナルの「風車」をパーツにしてねぶたを作り上げる。

 同商店街振興組合の坂口賢一理事長は「桜新町は今年、サザエさん生誕65周年記念の銅像の建立や植毛式などで全国区になった。この一大イベントでは東北の復興を目指し、来年の第10回にもつながるよう盛り上げていく」と意気込む。

 サザエさん通りは16時~21時まで歩行者天国に。ねぶた運行は18時45分~20時45分。雨天決行。「あおぞらワークショップ」は8月22日・23日・24日13時~16時、桜新町区民集会所で開催。参加自由。

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