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岡本・松本記念音楽迎賓館の楽器を「みる・きく・ふれる」会-ピアノ解体も

松本記念音楽迎賓館内のホール

松本記念音楽迎賓館内のホール

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 世田谷・岡本の「松本記念音楽迎賓館」(世田谷区岡本2、TEL 03-3709-5951)で12月25日、同館の楽器を使った「みる・きく・ふれる体験講座」が開催される。

ピアノ解体の様子

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 パイオニアの創業者で、音楽鑑賞振興財団を創設した松本望・千代夫妻の居宅だった同館。2000年に同財団へ寄贈された後、パイプオルガン、チェンバロ(ハープシコード、鍵盤型發弦楽器)、チェレスタ(金属板を打って音を出す鍵盤楽器)など、国内でも希少な楽器をそろえ利用を一般に開放。3つの音楽ホールや庭園、茶室などで季節ごとにさまざまな演奏会やイベントを催している。

 今回、同館の楽器であるパイブオルガン・チェンバロ・ピアノを「みて・きいて・ふれる」同体験講座を主催するのは音楽グループ「コンチェルト・パバーヌ」、後援は音楽鑑賞振興財団、日本チェンバロ協会。企画した渡邊温子さんは同主催グループの一人で、同協会会員のチェンバリスト。渡邊さんは同館で定期的に演奏活動し、その活動の一つであるチェンバロ演奏と歌、朗読のアンサンブルユニット「ふるーら」のコンサートで、参加した近隣に住む小中学生の母親らから同館の「楽器と音色に身近に触れる機会を作ってほしい」という声が多く寄せられたため開催を決めた。

 講師には渡邊さんのほかにコンサート調律技術者を務める岩本真紀さんとオルガニストを招き、チェンバロ(クラブサン)、パイプオルガンとピアノを演奏しながら楽器の成り立ちや仕組みについて説明する。ピアノは解体も行う予定。

 渡邊さんは「クリスマスのひととき、宝石箱のような同館のキラキラした楽器たちの音に耳を傾け、楽器の仕組みをのぞいて過ごしていただけたら」と参加を呼び掛けた。

 開催時間は14時~16時。参加費800円。要事前申し込み。申し込みは同館まで。

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