「玉川大師」で恒例・節分護摩と豆まき会-「カネからキンへ」テーマに

豆まき会の様子(昨年)

豆まき会の様子(昨年)

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 世田谷・瀬田の「玉眞院玉川大師」(世田谷区瀬田4、TEL 03-3700-2561)で2月3日、恒例の節分護摩と豆まき会が行われる。

本堂内加持祈祷の様子(昨年)

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 大正時代末期に開山した同院には、本堂地下に深さ約5メートル、参道約100メートル、石仏総数約300体の「四国88カ所霊場」と「西国33番霊場」の仏殿があり、1年を通し「身近な四国遍路と西国巡礼」として地域だけでなく全国からの来訪がある。

 同院で毎年行う節分護摩と豆まき会は、「1年間で最も人々の心身のエネルギーが低下するこの時期に厄をはらい清め、浄心することで強い自分を作る伝統行事」(同院住職眞保龍言さん)。当日13時より本堂で「節分護摩」の加持祈祷(かじきとう)を行い、法話をした後、参加者全員で「鬼は外、福は内」と堂内の厄払いをして、本堂外の正面階段上部から敷地内へ袋入りの豆まきをする。

 堂外でまく「御供物」と朱書きされた袋入りの豆は無料配布で、毎年近隣住民を中心に多くの人が敷地内に集まる。同院信徒である菓子メーカーが奉納したキャラクター絵柄のスナックの配布もあるため、たくさんの親子連れの姿が見られ昨年は約50組が参加。眞保住職は「いずれも同院で加持祈祷したもの。授かる喜びとそれを周囲の人と分け合い、共有する喜びを知る経験にしてほしい」と話す。

 新年にあたり「見極める巳(み)年到来 鐘響く 金(カネ)から金(キン)へ普遍の時代」と詠んだ眞保住職。「大切な物を見極めるため、ぜひ心のエネルギーを蓄えに来てください」とも。

 節分護摩は要事前申し込み(1月31日締め切り)。料金は1万円(護摩札とお守り付き)。豆まき会は誰でも参加でき、無料。

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