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成城を「響きあう」街に-アルゼンチンタンゴコンサート&ダンス

中澤源太さん(ダンス/アルゼンチンタンゴ)

中澤源太さん(ダンス/アルゼンチンタンゴ)

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 成城ホール(世田谷区成城6、TEL 03-3482-1313)で5月25日、街が音楽や文化で響き合うようになることを願い始まった「成城 響きあう街」プロジェクトの第8弾・コンサート&ダンス「情熱のアルゼンチンタンゴ」が開かれる。

小川紀美代さん(バンドネオン)

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 祖父母の代から成城在住の荒垣さんが代表を務める「成城 響きあう街」実行委員会による同プロジェクトは今回で8回を数える。2009年7月の第1回を皮切りに半年に1回程度の頻度でトークショーやコンサートを開催してきた。今回のテーマは「情熱のアルゼンチンタンゴ」。アコーディオンに似た形の蛇腹楽器「バンドネオン」とピアノ、バイオリンによる演奏でタンゴダンサーがアルゼンチンタンゴを披露する。

 「街の個性や楽しさを創るために個人商店の存在が大切だと感じる」と話す荒垣さん。今回の企画のきっかけは普段から懇意にする地元の老舗「cafe beulmans(カフェ・ブールマン)」(成城6)で、同店店主の吉岡さんから、国内で数少ないバンドネオン女性奏者の小川紀美代さんを紹介された。2003年にアルゼンチン最大の音楽祭「コスキン・フェスティバル」に日本代表として出演後、世界各地で活躍する小川さんが同店で演奏会を開いて以来の縁という。ここに、同カフェ近隣でダンススタジオを主宰し昨年のタンゴアジアンオープン選手権大会で優勝した中澤源太さんが加わり、同カフェそばの生花店「 Color de la flor(コロール・デ・ラ・フロール)」を営む日系アルゼンチン人のオーナー、ロベルト・カルロス・北川さんが当日の舞台を花で飾るという「さまざまなご縁がつながり響きあって、今回の舞台が出来上がった」(荒垣さん)。

 小川さんは「喜びと悲しみ。表裏一体のものが集約され、観客を圧倒するアルゼンチンタンゴ。モダンタンゴの奇才であるピアソラの曲をはじめ、さまざまな曲を表現力豊かなバンドネオンと情熱的なピアノとバイオリンで奏でる。アルゼンチンの『魂』を感じてほしい」と来場を呼び掛ける。

 19時開演(30分前開場)。入場料3,500円(全席自由、前売り制)。申し込みと問い合わせは「成城 響きあう街実行委員会」(TEL 090-9827-5558)まで。詳細は同サイトで確認できる。

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