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用賀の地域特産品店に信州善光寺門前蔵「三原屋」しょうゆ新商品

「やさしいお醤油」(左)と「懐石醤油」(右)

「やさしいお醤油」(左)と「懐石醤油」(右)

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 世田谷・用賀商店街の地域特産品セレクトショップ「よーがや」(世田谷区用賀4)で4月26日、長野県長野市のしょうゆ醸造「三原屋」の新商品の常設販売が始まった。

店内に並ぶ「やさしいお醤油」と「懐石醤油」

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 1848年創業の同社は、信州善光寺の門前に蔵を構えるしょうゆ醸造の老舗。「おけ火入れ」と呼ばれる伝統製法で作られる同社のしょうゆは、おけや釜などの容器に生しょうゆを入れ、熟練した職人が「自らの技術と感性により」加熱しながら仕上げる。

 同しょうゆの新商品の販売を手掛けるのは、地域活性化などの企画・コンサルティング会社「アイ創研」(名古屋市)。同しょうゆに出合った夛賀(たが)京子社長が「日本の伝統食を匠(たくみ)の製造技術によって体でつなぐ」ことに感銘を受け、アイ創研のプライベートブランドとして「やさしいお醤油」と「懐石醤油」(150ミリリットル、500円)の開発を進め、4月1日より販売を始めた。

 「やさしいお醤油」は、乳幼児向け離乳食の「繊細な味加減の調整に便利なしょう油として」開発。食塩含有率が少なめなため、ターゲットは特に「食品の塩分を気遣う健康志向の方や、口内炎、アトピーの方」(夛賀さん)。「懐石醤油」については、特に年齢・性別は問わないが「うま味、こく味といった味覚にこだわる本物志向のユーザーにおすすめ」。両商品の常設販売は現在のところ、全国でも「よーがや」のみ。

 「しょうゆは地域ならではの味が出る、地域の特産品であり文化を体現したもの」と夛賀さん。関西などで多く見られる薄口しょうゆと関東以北に多く見られる濃い口しょうゆの「ちょうど真ん中のような濃さであるところも面白い」と話す。「信州善光寺門前蔵の伝統と文化が凝縮されたしょうゆをぜひ味わっていただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は9時~19時。

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