見る・遊ぶ 暮らす・働く

成城で落語応援会「そうだ じゅげむ きこう」-二つ目に昇進の若手4人が競演

当日出演する古今亭始(ここんてい はじめ)さん

当日出演する古今亭始(ここんてい はじめ)さん

  • 0

  •  

 成城ホール(世田谷区成城6、TEL 03-3482-1313)で7月21日、「成城落語応援会 そうだ じゅげむ きこう」が開催される。

[広告]

 「じゅげむ(寿限無)」は、落語の前座噺(はなし)の一つ。「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ」で始まる有名なフレーズは、子どもに縁起のいい名前を付けたいと思った親が、紹介された名前を全てつなげて日本一長い名前にしてしまったという笑い話。若手のはなし家の基礎訓練として使われている演目で、NHKのEテレ・教育番組「にほんごであそぼ」などでも紹介されており、一般にも広く知られる。同ホールの野際恒寿さんは「じゅげむという親しみやすいタイトルは、若手が出演するという目印でもある。出演の敷居を低くして、若い人たちに伸び伸びと演じる場を提供し、お客さまに若手を応援してもらいたい」と思いを話す。

 6月に「前座」から「二つ目」にそろって昇進した、柳家花ごめ(やなぎやかごめ)さん、古今亭志ん松(ここんていしんまつ)さん、春風亭朝之助(しゅんぷうていちょうのすけ)さん、古今亭始(ここんていはじめ)さんが出演する。これまでに32回目を数え、親子連れにも「人気」の同イベント。毎回必ず「じゅげむ」を演じる訳ではないが、期待して来場する人も多い。演目は当日決定するが、客層をみて「じゅげむ」を急きょ演目に入れることも多いという。

 通常は4つある落語団体の所属によって出演できる演芸場が異なるが、同ホールでは所属団体に関わらず出演できるのも特徴。「厳選した若手演者に出演してもらっている。ここに出て後に真打ちになった人も多い。『目利き』には自信がある」と野際さん。

 落語の場合、通常3,000円~3,500円が入場料の相場だが、「お客さまに気軽に来場してほしい」との思いから1,000円に設定。事前予約もでき、キャンセル料は発生しない。同ホールスタッフの児島美穂さんは「成城ホールは砧区民会館内にある地域のホール。サンダル履きで気軽に立ち寄って、落語の魅力を一人でも多くの方に知っていただきたい」と来場を呼び掛ける。

 18時30分開場、19時開演。定員100人。入場料1,000円。全席自由。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース