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二子玉のシェアハウス内で「パラダイスシード食堂」-「ガーナ」テーマにイベント

ガーナ料理・当日のイメージ

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 二子玉川の賃貸型シェアハウス「SOLA futakotamagawa」(世田谷区玉川2)で10月5日、ガーナをテーマにしたイベント「パラダイスシード食堂」が開催される。

「パラダイスシード」収穫の様子

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 主催は、同シェアハウスの管理・運営を行う「にこたま不動産」(同区玉川)とガーナ産スパイスの企画・製造・販売を通じてガーナ農家の経済支援や農業教育を行う「シェアトレード」(港区)。

 同シェアハウスは築27年の5階建て全45室のマンションの3階部分1フロアで、共有部分と全12室から成る。建物内には美容院やカフェバーなどさまざまな業種の店舗も入居している。以前から「駅近でありながら、一見で足を踏み入れる機会が少ないこのビルにもっと人々が集まり、二子玉川が持つ『何か』を発信する場になるようなイベントの開催を考えていた」と話す同社の木暮久仁彦さん。今回、同シェアハウス入居者第1号であるシェアトレード社の竹井伸社長と思いが一致し、初のコラボ企画を実現した。

 同イベントは、同社オリジナルのガーナ産スパイス「パラダイスシード」の発売を記念して開くもので、当日は約30畳の同所内キッチン・ダイニングスペースで同スパイスを使ったガーナ料理やクラフトビールを提供する。

 「パラダイスシード」は同社の商品名で原材料名は「Grains Of Paradise(グレインズ オブ パラダイス)」。西アフリカの同国を中心に生息するショウガ科の有用植物で「花のような甘い香りとかんきつ系のさわやかな香りとショウガやサンショウのようなピリッとした食感」が特徴。

 同植物は同国が世界有数の産出量を誇るカカオの木の下でも育つ「コンパニオンプランツ」であることを知った竹井さん。「貧富の差が大きな同国で高付加価値な農作物を生み出すシステムを作ることで、貧困層の6割を占める農業従事者たちと一緒に『パラダイス』なビジネスがしたい」と、2012年から現地で栽培を始め、日本人の求める高品質で安定した原料を生産するための体制づくりを行ってきた。収穫から選別・乾燥の工程まで現地の人々と一緒になって生み出す「ソーシャルなスパイス」を今年8月、発売にこぎ着けたばかりという。

 竹井さんは「当日は、ガーナを単身で駆け回ったフードコーディネーターの日本人女性・越出水月さんがつくるガーナ料理を日本人に合うテイストで提供する。ガーナ文化に触れにお気軽にご参加ください」と呼び掛ける。

 開催は13時~。参加料は2,000円(1ドリンク付き)。定員は25人ほど。事前申し込み推奨だが、当日参加も可。申し込みと問い合わせはにこたま不動産へ。

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