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老舗和菓子「かねこ」のおはぎ、瀬田のベーカリーで1日だけの復活へ-限定200個

「ラ・パニョッタ」の厨房であんを製造中の金子さん

「ラ・パニョッタ」の厨房であんを製造中の金子さん

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 世田谷区瀬田の環八沿いにあるベーカリー「La pagnotta(ラ・パニョッタ)」(世田谷区瀬田2、TEL 03-5716-3140)で3月21日、昨年3月末に閉店した老舗和菓子店「かねこ」のおはぎが販売される。

「和菓子かねこ」外観(2014年3月)

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 昨年3月23日に閉店した「かねこ」(瀬田2)は、創業58年の老舗和菓子店。現在は新たな目標を見据えた「充電期中」と店主の金子剛さん。同店の営業中に餡(あん)を卸していたことから、ラ・パニョッタの店主・佐久間貴志さんに誘われる形で週に3回、同店厨房(ちゅうぼう)でパン製造を手伝っている。

 金子さんは「パン作りの経験は一切なかった。店主の『太っ腹』に支えられて一から教えてもらっている」と話すが、佐久間さんは「同じ小麦粉を使った食べ物を作るという共通点があるからか、覚えが早かった」と褒める。パンの製造全般を手伝うが、店内には「桜あんぱん」(190円)など、金子さんお手製の餡を使った商品も並ぶ。

 以前から近隣の老舗サンドイッチ店やフランス料理店などへオリジナルレシピのパンを卸すほか、店頭では季節ごとにさまざまな種類のパンを販売している同店。今回、「今となってはここでしか味わえない、『かねこ』のおはぎ」(1個170円)を21日限定で200個販売する。

 「古風でシンプル。餡は餡、お米はお米の味がしっかりする」という「かねこ」のおはぎ。金子さんは「1年間のブランクに緊張している」と明かす。

 営業時間は10時~18時。日曜・祝日定休。おはぎは予約推奨。

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