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二子玉川で「TWDW世田谷」開幕-「地域の働くと暮らす」を考える7日間

会場の様子(3月15日、カタリストBA)

会場の様子(3月15日、カタリストBA)

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 「地域で生まれる仕事と暮らし」をテーマに新しい働き方を考える祭典「TOKYO WORK DESIGN WEEK (TWDW) SETAGAYA」が3月15日、二子玉川ライズ「カタリストBA」(世田谷区玉川2)をメーン会場に始まった。

「共同創業」ワークショップで話し合う参加者(3月15日)

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 TWDWは2013年に渋谷ヒカリエを中心に初開催され、20~30代を中心とした「新しい働き方」や「未来の会社」を模索し、さまざまなアイデアに出合うための「カンファレンス・フェスティバル」。11月の「勤労感謝の日」に合わせた前後7日間にわたり開かれ、これまでに延べ6000人を動員した。

 同祭典の「世田谷版」は、「TWDW世田谷実行委員会」が主催でメンバーは「非営利型株式会社Polaris」と「カタリストBA」。「職」「住」「遊」が近接した生活環境であり、今春に完成と開業を控えた再開発が進む二子玉川を舞台の中心に開く。世田谷というフィールドを「ひとつの実験場/実践場」として捉え、地域と関わり、暮らしを見据えた働き方にフォーカスする。7日間で延べ500人が参加した昨年の第1回に続き、今回で2回目となる。

 今回は「Think global, Work regional」と題し、「まちの仕事」をキーワードにした、さまざまな働き方や仕事を実践・挑戦している人々をゲストに迎える。7日間で16のトークイベントやワークショップを区内5つの会場で繰り広げ、世田谷独自の「働くと暮らす」についてのつながりを作ることを目指すという。

 初日は「キックオフミーティング」と「ネットワーキングパーティー」で迎えた。キックオフミーティングの第1部では、同所内の円形スタジオに約60人が集まる中、TWDW発起人・代表で「ベンチ」取締役の横石崇さんや「greenz.jp」の小野裕之さん、Polaris社の市川望美さん、「Evernote Japan」の上野美香さんが登壇し、「働き方の現在地」について語った。

 横石さんは、自身も世田谷在住であることを明かし、「自分たちの街にどう寄り添って働き、生きるか」という「働き方の地図」について話した。自らを「Locoworkingの外交官」と称す市川さんは、「子育て中に活動した地域から離れて働きに『出る』のではなく、地域に働く場を作りたかった」と会社を立ち上げた経緯などについて説明し、会場から共感と関心を集めた。

 第2部「地域の暮らすと働くを考えよう」では、会場の参加者が5人組8グループに分かれ、ワークショップ「『まち仕事』で共同創業しよう」で会社概要など話し合って決めたアイデアや内容を最後に発表し、会場内で共有した。

 期間中のプログラムは「『世田谷が好き』出身地DAYアイデアソンin TWDW世田谷」(3月16日、カタリストBA)、「地産地消のクラフトビールを作る仕事」(同17日、フタコのへや)、「地域×子育て×仕事 ~愛着のある地域で子育てし、はたらくことで広がる、家族とまちの可能性」(同18日、カタリストBA)、「障がい者の働くを考える」(同、世田谷福祉作業所)、「世田谷パン祭りの仕掛け人に学ぶ、地域を元気にする祭りをつくる働き方」(同、IID世田谷ものづくり学校)、「多摩川を職場にする~多摩川リバーサイドミュージアムを作ろう~」(同19日、せたがや水辺の楽校はらっぱ)、「森田雄三演劇ワークショップ 働く人編」(同21日、カタリストBA)など。

 17日~19日には、会場内に「女子のはたらきかたマルシェ ~多様なはたらきかた総合案内所~」(10時30分~15時)を開設。Polaris社による「『子どものいる暮らしの中で働く』なんでも相談会&説明会」のほか、「Rhythmoon」「世田谷区産業振興公社」が仕事に関する相談を受け付ける。

 今月21日まで。

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