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二子玉川東地区再開発事業にピリオド 街全体の振興目指し新たなスタート切る

竣工披露会でだるまに目を入れた川邉組合理事長(左)

竣工披露会でだるまに目を入れた川邉組合理事長(左)

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 二子玉川東第二地区市街地再開発組合は7月10日、「二子玉川東地区第一種市街地再開発事業」の全工事の完成を祝い、設計施工者らと共に竣工披露会を行った。

竣工式(神事)の様子

 同再開発事業は、1982(昭和57)年に発足した「再開発を考える会」が始まり。二子玉川駅を起点とした同街東側エリアを、「水と緑と光」をコンセプトに、店舗、事務所、ホテル、フィットネスクラブ、シネマコンプレックス、スタジオ、駐車場、駐輪場、住居などを備えた「二子玉川ライズ」として再開発。同駅から玉川1丁目に位置する多摩川に近接するエリアの敷地面積は11.2ヘクタール。民間としては「都内最大級」の市街地再開発事業で、2期に分けて行われた。

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 第1期事業(施行面積8.1ヘクタール)で「二子玉川ライズ・オフィス」(2010年12月)、「二子玉川ライズS.C.」(2011年3月)など商業施設、第2期事業(同3.1ヘクタール)ではオープンモール型の商業施設「二子玉川ライズS.C. テラスマーケット」(今年4月24日)をオープン。7月17日の「二子玉川エクセルホテル東急」の開業をもって、全施設の完全稼働となる。

 第2期事業工事の設計・監理者は日建設計、アール・アイ・エー、東急設計コンサルタント共同企業体。施工者は鹿島建設。工期は2012年1月10日~2015年6月16日。低層棟(地上4階、地下2階)と高層棟(地上30階、地下2階、塔屋2階)を建設し、建物の最高の高さは137メートル。

 2期30年にわたった同再開発事業の竣工式典は同エリア内の「iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ」で行われた。瀬田玉川神社(瀬田4)宮司を斉主に事業者、設計者、施工者、行政・地域関係者ら約55人で神事を行った。

 その後、グランドオープン直前の「二子玉川エクセルホテル東急」30階の宴会場で「祝賀会」が開かれた。保坂展人世田谷区長、都・区議会議員のほか来賓者が加わり、約200人が地元・玉川町会芳賀孝会長の乾杯の音頭で祝杯を交わした。

 祝賀会で再開発組合の川邉義高理事長は「東側エリアの再開発事業の結実ではあるが、街の発展のための新しいスタートを切ったともいえる。東西一体となった街全体の発展は、造り上げた施設の運営にかかっている」と話した。来賓祝辞で保坂区長は「自然と環境に恵まれた二子玉川は、世田谷区の広域生活文化拠点として世界にさまざまなことを発信する、先端的な街として新たなスタートを切った」と期待を寄せた。

 祝賀会の参加者への記念品には「地域デザインブランド futacolab」の焼き菓子ギフト詰め合わせを採用。同ブランドを運営する「グラディエ」(玉川1)が本年度より取り組む、区内在住の障がい者アーティストの夢をかなえる支援事業によって制作された作品をパッケージに添えて贈呈。同ギフトの選定に当たった再開発組合の松岡泰史事務局長は「地域性をテーマに選んだ。お礼の気持ちを込めつつ、同時に障がい者への応援となる物語性が決め手だった」と明かした。