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二子玉川発クラフトビールに夏バージョン「サンシャインゴールド」登場

「サンシャインゴールド」

「サンシャインゴールド」

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 二子玉川発クラフトビールブランド「フタコビール」の夏季限定ビール「サンシャインゴールド」の販売が7月、始まった。

醸造所での様子

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 同ビールブランドは今年4月、「ふたこ麦麦(むぎむぎ)公社」(世田谷区玉川3)が「二子玉川を盛り上げるために街のビールを造ろう」という思いで誕生させた。地元・二子玉川在住の市原尚子代表と小林結花副代表が昨年8月、「二子玉川に足りないものは『地ビール』と『ゆるキャラ』」とプロジェクトを立ち上げた。

 同ブランドのコンセプトは「二子玉川が好きな、二子玉川を楽しむ人たちが、これが自分たちのビールであるとシンパシーを感じることができる『文化としてのビール』」。地元の「世田谷自然農園」(鎌田)で収穫した材料を使い、「ビールを売るのではなく、街でビールを楽しむという文化を売る」ことを事業の使命に掲げる。2人は、平日は会社員として働く傍ら、週末やプライベートの時間を使い、各地のクラフトビールを飲んで研究。「造るからにはおいしいものを、雑味のない味のきれいビールを提供したい」と市原さん。

 4月29日に開かれた「花みず木フェスティバル」では、第1弾としてペールエールでシトラスの香りの「フタコエール」と、春のシーズナルビールでミカン、コリアンダー、カルダモンのスパイスを利かせたホワイトエール「ハナミズキホワイト」の2種類のビールをリリースした。

 第2弾は5月末に仕込みを開始。小林さんが「進化する定番商品」と称す「フタコエール」は、利用客から届いた声を基にレシピを見直し、「麦とホップの量を増やし少し濃くした」という。夏のシーズナルビール「サンシャインゴールド」は「多摩川の河原で太陽の下でグビグビ飲める」をイメージしたゴールデンエール。ドイツ産のホップと世田谷自然農園産の大麦を使い「一口飲んで喉にジワッとホップの香りが広がるような、上品な味に仕上がった」と小林さん。

 製造量は約600リットルで、10リットルのたると330ミリリットル瓶(400本)で販売する。二子玉川では生ビールを「ドラフトクラフト」「ドラフトキング」(以上、玉川3)、瓶ビールを「ニコキッチン(NICO KITCHEN)」(玉川2)で提供する。ほかに、「世田谷カレーパンまつり」(7月20日)に出店して販売する。

 市原さんは「ビールの下に人々が集まる場や機会を作りたい。二子玉川にビールの醸造所を作って、ビールガーデンやガーデンコンサートなどを開きたい」と今後の展開と抱負について話す。

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