玉川高島屋S・C(世田谷区玉川3)で4月22日から、ロボットの企画展「たまがわロボットタウン~近未来の世界を見てみよう~」が開催されている。
同店アレーナホールでは毎年、ゴールデンウイークに向けてイベントを開催。昨年は「妖怪展」、一昨年は「深海展」を開き、来街につなげてきた。今年は、ロボット大国と呼ばれる日本の家庭用ロボットや、人の代わりに作業を行うロボットの開発が注目を集めていることから、「未来を担う子どもたちにロボットを感じてもらうこと」を目的に同展の開催に至ったという。
会場は、ウエルカムゾーン、ロボットシアター、ロボットランド、ロボットファクトリー、ワーキングロボット、ロボットラボ、ワークショップ、ロボットデパートの8つのコーナーに分け、それぞれロボットの特長や、カテゴリーごとに分類する。ウエルカムゾーンではロボットの歴史のほか、ロボットの紹介も行っており、中にはギネスに「世界で最も癒やし効果がある」と認定されたアザラシ型セラピーロボット「PARO(パロ)」や、コミュニケーションを行うごとに学習を重ねるというロボット「Palmi(パルミー)」も展示される。
ロボットラボやワークショップでは、実際にロボットを使ったサッカーゲームや、障害物走のような体験、特殊な粘土とゼンマイユニットを使ったオリジナルゼンマイロボットを作るワークショップも用意する。
体験コーナーやワークショップのほか、ロボットの誕生から進化が分かるボード3枚を、会場入り口付近に展示する。メイン会場をはじめ、南館1階には搭乗者の力のみで動く全長3メートルの動作拡大型スーツ「スケルトニクス」を展示するほか、スタンプラリーを実施し、同館内全体の4カ所でスタンプを集めることでオリジナルキャラクターのラバーストラップがもらえるなどして企画を盛り上げる。スタンプラリーは参加に別途300円かかる。
同展について、イベント担当の斉藤貴成さんは「体験コーナーがあるロボット展は珍しいのでは。二子玉川に住む方はアカデミックな内容を好まれるので、ぜひご来場していただければ」と呼び掛ける。
開催時間は10時~20時。5月5日まで。