「総合運動場陸上競技場オープニングイベント」が11月23日、世田谷区立総合運動場陸上競技場(大蔵4)で開催される。主催は世田谷区。
2020年東京オリンピック・パラリンピックでアメリカ合衆国のホストタウンとして大蔵運動場・大蔵第二運動場で米選手のキャンプを実施する同区では、価値あるレガシーの創出、障がい者スポーツの推進、大会後の区民の利用環境改善を目的として、同運動場内の陸上競技場スタンドの改築工事を行った。
今回の改築では、ふるさと納税の仕組みを活用したクラウドファンディングを実施。計469件、2,271万8,356円の寄附が集まったという。この寄付金を、観客席の座席、車いすシャワー室などの設置費用に充て、3万円以上寄附をした人には、陸上競技場内にネームプレートを掲出する。
10時からの開会式では、保坂展人世田谷区長、アメリカオリンピック・パラリンピック委員会、アメリカ大使館による挨拶をはじめ、小学生によるダンス披露などを行う。
第1部「トラック&フィールドイベント~一流の陸上競技選手の技を「生」で観よう~」(10時45分~)では、飯塚翔太さん、野澤啓佑さん、松下裕樹さんなどミズノトラッククラブ所属選手9人とパラアスリート副島正純さんによる「デモンストレーション」「400mリレー(エキシビションレース)」、リレー、短距離走、ハードル、などの「ワンポイント体験会」「レクリエーション」などを実施。
第2部「アメリカ陸上競技選手との交流イベント」(13時~)では、アメリカ陸上競技選手マイケル・ノーマンさん、タチアナ・マクファデンさんによる「ランニング教室」、MCに北京オリンピック銀メダリストの高平慎士さん、アテネパラリンピック銀メダリストの副島正純さんを迎えた「トークショー」「アメリカ陸上競技選手ゲストと参加者によるリレー」などを用意。
同区スポーツ推進課の担当者は「生まれ変わった陸上競技場で、国内外で活躍するトップアスリートの技を生で観て楽しんでいただき、東京2020大会、アメリカホストタウンの気運醸成につながれば」と話す。
開催時間は10時~15時。