「世田谷246ハーフマラソン」が11月13日、開催される。主催は、世田谷246ハーフマラソン実行委員会、世田谷区陸上競技協会。
今年で17回目を迎える同大会は、国道246号をメインに多摩川沿いや住宅街をランナーが走り抜ける世田谷区の初冬の一大スポーツイベント。スポーツ振興と区民の健康増進を推進するとともに、「スポーツの世田谷」の魅力をアピールし、世田谷区のブランド向上を目的に開催している。今年のテーマは「いま、ここから、つなぐみらい」。同大会を未来に継承し、どのような状況下でも開催できる大会運営を目指すという。今年も無観客開催、参加定員数の縮減、事前の健康確認や入退場の管理、完走証のウェブ発行など感染症対策に配慮した上で開催する。
当日は、オリンピック日本代表選手や元世界陸上日本代表選手の入船敏さん、川嶋伸次さん、藤田敦史さん、横田真人さんをゲストランナーに招待。世界の舞台で活躍してきたトップアスリートの走りを間近で感じながら、一緒に汗を流すことができる。
21.0975キロを走る「ハーフマラソンコース」は、駒沢オリンピック公園陸上競技場をスタートし、駒沢公園通り、国道246号、二子玉川、多摩堤通り、吉沢橋、砧本村、世田谷区・狛江市境付近、多摩川サイクリングコース、二子玉川緑地運動場、兵庫橋(予定)、多摩堤通り、目黒通り、駒八通りを経由して、駒沢オリンピック公園陸上競技場にゴールするコースとなっている。
例年、駒沢公園走路をコースとしている「健康マラソン」は、一般の公園利用者との接触を避けるために駒沢陸上競技場トラックを走る「800メートル/1,600メートル タイムトライアル」に内容を変更。「ハーフマラソン」では、部門別1位から3位のランナーにメダルと賞状を、部門別4位から6位入賞者に賞状を、参加賞としてオリジナルTシャツを、それぞれ進呈する。「タイムトライアル」は参加賞としてハンドタオルを進呈する。
新型コロナ禍でも区民が安心して参加できる機会の確保に加え、例年、申し込み時の抽選で多くの落選者を出していることから、「完走タイプ」と「累積タイプ」の2部門を用意した「世田谷246オンラインハーフマラソン」も同時開催する。
オンラインハーフマラソンでは、11月5日から12日までの期間に任意の場所からスタートしてもらい、オンラインでハーフマラソンの完走を目指してもらう。参加賞としてオリジナルボトルポーチを進呈する。
世田谷区スポーツ振興財団の工藤雅人さんは「開催に当たり、関係機関並びに協賛各社、医療従事者、各地域の皆さまに心から感謝したい。今年も無観客開催となるので沿道での応援や観戦はできないが、心の中から温かい声援を届けてもらいたい。参加者の皆さんには、トップランナーと一緒に汗を流して大会を楽しんでもらえれば」と話す。
ハーフマラソンは8時30分スタート。荒天中止。