成城の食料品店「カワキタ商店」が3周年-「昔ながらの食料品店」目指す

みその量り売りを行う大坪店長

みその量り売りを行う大坪店長

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 世田谷・成城の食料品店「カワキタ商店」(世田谷区成城6、TEL 03-3483-2955)が2月23日、3周年を迎えた。

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 成城学園前駅北口の酒販店「宮崎屋球三郎商店」(成城6)の系列店である同店。同店主催の日本酒の蔵巡りイベントで、蔵元が紹介した米とみそなどの食料品を扱いたいと3年前に出店した。店長は、同店で3年ほどアルバイトをしていた大坪篤さん。商品は、「安心」「昔ながら」「手作り」「素朴」をキーワードに添加物が少ないものを取りそろえるほか、「昔ながらの食料品店」を目指し季節に応じて客との会話のなかからも取り寄せるものもある。

 味を重視して選ぶ米は、玄米で販売。店内の精米機で、白米、分つき米、無洗米など好みの形状に精米するほか、米の種類に応じた細かい設定にも対応。通常は2キロから販売するが、「ちょっとだけ試してみたい」という声に応えて2合のパックも用意。「味を確かめてから米を買うことができる」と好評で、おいしく炊ける水の分量を伝えるなどの心配りも。あきたこまちなど8種を315円から用意する。全て放射能検査済み。

 「昔ながらの方法」でかめから取り出して量り売りするみそは、無添加で国産大豆を使用。品質が気温に左右されやすいため、店内4カ所に設置した温度計で室温管理を徹底する。無添加のため発酵しているので、その時々で味が変わる。「変化を楽しむことを知ってほしい」との思いから、みそに合うおいしい具材や、だしでの味の調節方法など、その時に一番おいしい食べ方もアドバイスする。甘口・中甘・中辛など6種類を用意。100グラム120円から販売。

 店内のPOPや毎月変わるカレンダーは大坪さんの手作り。買った商品には、「遊びながら、アレンジしながら、この書体にたどり着いた」という手書きの説明書きを付ける。4年目の抱負について、「今後は商店街の憩いの場として愛される店にしていきたい」とも。

 営業時間は10時30分~19時。水曜定休。

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