世田谷の砧地域を中心に活動を続ける女子サッカークラブ「スフィーダ世田谷FC」が4月から、FM世田谷(83.4MHz)にレギュラー出演している。
ウルトラマン商店街をホームタウンとする同FC。「中学進学後もサッカーを続けたい」という女子小学生の純粋な思いから2001年に誕生した。当初は11人のメンバーを集めるのさえ難しかったが、所属するメンバーは次第に増え、現在は120人を数える。なでしこリーグ2部に所属するトップチームとアカデミーという中学生から母親世代までの年代別チームによって構成される。
出演するのは、毎週土曜朝の生放送番組「Setagaya Goes On ~土曜日のお出かけ~」内の「FORZA SFIDA」のコーナー(11時30分~11時40分)。選手や監督が電話出演し、チームの近況と日曜に行われる試合情報や抱負などを伝える。放送エリアは世田谷区とその周辺地域だが、FM世田谷のホームページでも配信している。
企業からの支援がなく、練習は世田谷区内の中学校や高校のグラウンドで行う同FC。地域に根ざしたクラブを目指し、商店街の清掃活動を月1回行うほか、地元の祭りに参加することで、地域での知名度を上げてきた。代表の稲田能彦さんは「商店街で働きながらトップチームで活躍する選手を目当てに、選手が働く店に通うような熱心なファンも増えてきた」と話す。チームの運営を支えるのは地域住民や商店街のお店などが中心で、現在クラブの活動を12人目として支えるパートナー「スフィーダ12メンバーズ」を募集しているという。