食べる 暮らす・働く 学ぶ・知る

七夕の夜に二子玉川の水辺で乾杯 水辺活用プロジェクトの全国的ムーブメントで

「ミズベリング二子玉川未来会議」の過去のイベントの様子

「ミズベリング二子玉川未来会議」の過去のイベントの様子

  • 0

  •  

 二子玉川の多摩川河川敷にある「兵庫島公園」(世田谷区玉川3)で7月7日19時7分、全国一斉ムーブメント「水辺で乾杯」が行われる。企画は「ミズベリングプロジェクト」(港区)で、二子玉川の水辺活用を考える市民グループ「ミズベリング二子玉川未来会議」が地域へ呼び掛ける。

[広告]

 ミズベリングは、「水辺+RING(輪)」と「水辺+R(リノベーション)+ING(進行形)」を意味する造語。国内の水辺環境とその空間の一般利用について、市民や企業などから広く社会の関心を高め、さまざまな立場から「街と人をつなぐ」水辺利用へのアクションを促すことを目的に発足した。同プロジェクトの呼び掛けに応え、二子玉川では昨年5月に発足。河川の専門家を招いた勉強会やミーティングを定期的に行うほか、一般向けイベントとして「ミズベリング兵庫島 クリエイティブミーティング」(昨年11月)などを開催した。

 同プロジェクトが呼び掛けた7月7日19時7分の「タナバタイム」に全国の水辺で一斉に乾杯する同アクション。夏の夕暮れに水辺に人々が集まることで日常の風景を変える社会実験と位置付けられ、7月3日時点で北海道から九州まで、全国118カ所が「乾杯宣言」(参加予定)を表明している。

 同アクションでは「青い服を身につけるなど粋な趣向」や「長居はせず滞在は30分ほどで」などガイドラインを示した「水辺で乾杯アクション5カ条」を掲げており、「そこにある水辺を粋に静かに楽しんでみる風流な実験」を通して日本各地の人々がつながる機会を呼び掛ける。

 企画・提唱した同プロジェクトのプロデューサー山名清隆さんは、「無価値に見える場所も、そこに住んでいる人自らが楽しんで息吹を吹き込むことで、新しい風景が生まれ意味が加わるはず。それぞれのまちの中の身近にある『忘却空間』の再発見になったら」と意図を明かす。

 「ミズベリング二子玉川未来会議」の坪田哲司代表は「二子玉川の水辺を愛する人々が兵庫島公園に集まって乾杯し、思い思いの『フタコのミズベ』を感じてほしい」と参加を呼び掛ける。

 飲み物は各自持ち寄り。参加無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース