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用賀にパティスリー「Ryoura」 元ピエール・エルメ・スーシェフが開業、仏菓子ベースに

同店入り口・パティシエの菅又亮輔さん

同店入り口・パティシエの菅又亮輔さん

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 用賀の商店街内に10月21日、パティスリー「Ryoura(リョウラ)」(世田谷区用賀4、TEL 03-6447-9406)がオープンした。

同店の商品「マカロン」

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 オーナーの菅又亮輔さんは1976(昭和51)年新潟県生まれ。高校卒業後に菓子製造の世界に入り、26歳で渡仏。ノルマンディ、ローヌアルプ、アルザス、パリとフランス各地で3年にわたって修業。帰国後、ピエール・エルメ サロン・ド・テでスーシェフを務めた。2007年12月からは都立大学駅近くの「ドゥーパティスリーカフェ」でシェフパティシエを務め、看板商品のマカロン・ケークのほか、本格的なフランス菓子を求めるファンが通う人気店となったことで知られる。

 今回、「これまでひいきにしていただいたお客さまに足を運んでいただけるエリア内」の用賀の地で独立開業にこぎ着けた。「交通量の多い幹線道路沿いではなく、徒歩で立ち寄りやすい路面店を選んだ」と菅又さん。フランスで実際に見かけるようなパティスリーを意識し、薄い水色と白を基調に明るくカジュアルで入りやすく、品の良さを感じられる店に仕上げた。店舗面積は約30坪で、そのうち20坪を厨房(ちゅうぼう)に充てる。

 店名の「Ryoura」は、自身の名前にフランス語で未来形を表す時制「ra」を付けることで「変化」さや「自身を前進させる」意味を込めた造語。さらに「aura(オーラ)」の意味も重ね、作り手の菅又さんの「オーラをまとった個性的なお菓子を生み出し続けたい」という思いを表現した。

 商品は「マタン」や「バロン」(以上530円)やケーキなどの生菓子約20種類、各種クッキーや「マカロン」(250円)などの焼き菓子など。「いずれは種類を増やしていく」と菅又さん。現在は物販のみだが、店内でのイートイン開設の予定も。

 菅又さんは「まずは地元に根付いたお菓子作りがしたい。まずこの味を知ってもらってから次の展開をしていきたい」と話す。

 営業時間は11時~19時。火曜・水曜定休。21日・22日・24日・25日は12時オープン。23日・26日・27日は休業で、28日より通常営業。

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