世田谷・弦巻のプラネタリウムで字幕付き投影会-区内音声情報支援団体が協力

プラネタリウム内観

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 世田谷区立教育センター(世田谷区弦巻3、TEL 03-3429-0780)で2月17日、「日本語字幕付きプラネタリウム特別投影会」が開かれる。

特別に字幕付きで放映される作品「バーチャル古書店天空堂~星座の役割の歴史~」

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 世界最多の1億4000万の星の数を見られる光学式投影機「ケイロン」を導入した同プラネタリウムでは、映し出された18等級までの星の映像を360度で楽しむことができる。高さ10メートル、直径15メートルほどのドーム内には140席を完備。車いすでの入場も可能で、補聴支援システム(磁気誘導フラットループ)を導入。施設内には車いすとオストメイト対応トイレや授乳室・授乳スペースなども設置、バリアフリーに対応している。

 今回、同投影会の開催に協力したのは、NPO世田谷区聴覚障害者協会、世田谷区難聴者の会と世田谷区要約筆記サークル「言の葉(ことのは)」など。いずれも「世田谷区聴覚障害者関係団体連絡協議会・土の会」の関連団体で、「音声情報支援を必要とする人々の地位、福祉、文化の向上を目指し、聴覚障がい問題の解決と関係者・区民の連帯交流に関するさまざまな活動を行っている」(世田谷区聴覚障害者協会・倉方厚子会長)。

 昨年1月に次いで2回目となる同投影会は、「星空解説」とオート番組「バーチャル古書店天空堂~星座の役割の歴史~」の2部構成で一般投影と内容は同じだが、ドーム正面左下部に漢字ふりがな付きの日本語字幕を、星空を映し出すプロジェクターとは別のプロジェクターを使用して投影する。

 字幕を担当するのは要約筆記サークル「言の葉」。要約筆記とは、手話を使わずにその場で話されている内容を正確に要約しながら筆記して伝えるコミュニケーション手段。1996年6月に発足した同サークルは、現在29人のボランティアメンバーの登録があり、主婦や子育て中の女性が中心となって活動している。同投影会のためのチーム7人は9月から準備を重ねてきた。特に、当日の「星空解説」は、同館学芸員の解説を「ライブ」で要約筆記しパソコンに文字入力する作業であるため、「当日まで毎日、技術の研さんに努め、気が抜けない」(同チームメンバーの後藤さん)という。

 昨年の第1回投影会の際には聴覚障がい者や中途失聴者だけでなく、音声支援が必要な高齢者からも好評を得たという。同サークルの代表を務める大橋かず子さんは「文化、暮らしを豊かにするために支援活動をしている。音声情報のバリアフリーを実現して一般の方と一緒に皆で楽しむ機会になれたらうれしい」と話す。

 開催時間は15時30分~16時30分。観覧料は、大人(高校生以上)=400円、子ども(小・中学生)=100円(幼児無料)。身体障害者手帳、愛の手帳の提示で半額。観覧券当日9時より販売開始で先着140人。

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