二子玉川ライズ スケートガーデンを「スクリーン」に-動きに合わせ玉電などの映像投影

上階から見たスケートリンクの様子(昔の「二子玉川園」の写真が投影)

上階から見たスケートリンクの様子(昔の「二子玉川園」の写真が投影)

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 二子玉川ライズガレリア(世田谷区玉川2)に現在開設中の「二子玉川ライズ スケートガーデン」で2月10日、同ショッピングセンター・オフィス棟8階に活動拠点を置く「クリエイティブ・シティ・コンソーシアム」会員有志のコラボレーションによる「Futako Skating on Projection」がスタートした。

映像投影中のリンクの様子

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 「Futako Skating on Projection」は、昨年12月10日より同所に開設している200平方メートルのスケートリンクを一枚の巨大なスクリーンに見立て、さまざまな映像を音とともに投影するもの。映像はプロジェクターとカメラを組み合わせ、PC制御による利用者の動きに反応するプログラムが仕掛けてあり、「インタラクティブ」な演出を展開している。

 実施メンバーは、エプソン販売、 慶応義塾大学SFCの筧康明研究室、コンソーシアム事務局(窓口担当・東急電鉄)、オックスプランニング。きっかけは、今月23日・24日に同所で開かれる同大学大学院政策・メディア研究科「X-Designプログラム」の所属研究室学生による合同展覧会「XD Exhibition」。昨年秋ごろから同展の実行委員会が打ち合わせを重ねる中でアイデアが出されたという。同コンソーシアム法人会員であるセイコーエプソンに打診したところ前向きな反応が得られたため、1月から製作を開始し、設営方法などについての検証を行い、同コンソーシアムが目指す「ここにしかないクリエーティブなアクティビティ」実現にこぎ着けた。

 プロジェクションのコンセプトは「インタラクティブな映像による新しいスケートの実現」。映像は「鳥たちと空を自由に滑る体験(二子玉川空中散歩)」「利用者が通った後に雪の結晶が現れる映像」「二子玉川園など昔の二子玉川の写真」の3種類のパターンがある。人の位置をカメラが認識することで、人の周りに雪の結晶や飛行機などを浮き上がらせて幻想的な軌跡を表現するなど、いずれも「滑っている人だけなく、二子玉川ライズを利用する全ての方が楽しめるコンテンツを用意した」(コンソーシアム事務局・東急電鉄 佐藤雄飛さん)。

 10日に始まった同演出に、子どもを中心とした利用者は、映像を追いながらリンクを駆け回っていた。同映像に気づいた通りがかりの人が、建物の上階に移動して眺め、写真を撮る姿も。

 実施時間は17時30分~19時(土曜・日曜は20時まで)。1パターン約2分間の映像を約10分間隔で3パターン投影している。3月3日まで。

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