世田谷区の二子玉川商店街で11月3日、「アート＆マート大山みち2015」が開催される。

「ふたこたまごちゃんを粘土で作ってみよう！」イメージ

　二子玉川駅を中心とした西側エリアの同商店街の店先や路上で、同街に縁のあるアーティストが作品発表・パフォーマンスを行う同イベント。2011年2月に開始され、現在は4月と11月の年2回開き今回で11回目となる。例年8000人ほどの人出がある。

　「絵灯籠が彩る商店街で、文化にふれる秋　～芸術を通し街を知る～」をテーマに掲げ、大山詣での「納め太刀」展示や、「墨絵のライブパフォーマンス」、「手書き友禅」のワークショップや展示など、歴史や日本の文化にふれる企画を用意する。

　子どもの人気を集める恒例の路上落書き企画「アートマラクガキ」、「だがしやおかしモ」、ふたこ麦麦公社による「ふたこビールと王冠が曲がらない栓抜きをつろうワークショップ」、たかつ大山街道による「高津 納め太刀展示と装束を着て記念撮影」、いちかわとおるさんによる「ねんどdeふたこたまごちゃん　二子玉川商店街の（未公認）キャラクター『ふたこたまごちゃん』を粘土で作ってみよう！！」、NPO法人せたがや水辺デザインネットワークによる「しぜんのもので作ろう！～ストーンペインティングなど～」、似顔絵ステージなど、全25のワークショップも開く。

　エリア内の世田谷区立二子玉川小学校校庭と体育館では、「大山みちウィーク」（10月23日～11月3日）、「第8回大山みちフェスティバル」（10月31日）も開催。同フェスティバルでは「200円市　ふたこたまご商店街」、「大山コマ教室コマ回し大会」、「プチ大山詣で駕籠（かご）ツアー」（小学生対象）のほか、「写真でひもとく玉川」の紹介コーナーでは、これまでに集めた昭和20年代以降の二子玉川の街写真をパネル展示する。

　同フェスティバル装飾による、地域の子どもたちが描いた絵灯籠が期間中の商店街を彩り会場を盛り上げる。アート＆マート事務局の茶円さんは「当日はスルガ銀行二子玉川支店/d-laboさんによる、手描き友禅でつくるオリジナルハンカチのワークショップもあり、日本の伝統的な染色技法の奥深さを楽しめる。和の雰囲気の秋の『アートマ』にぜひご来場いただければ」と呼び掛ける。

　アート＆マートの開催時間は11時～16時。