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世田谷・宇奈根で「瀬田遺跡環濠出土の古墳時代土器」展

瀬田遺跡で出土した土器群

瀬田遺跡で出土した土器群

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 宇奈根考古資料室(世田谷区宇奈根1、TEL 03-3749-1212)で現在、「瀬田遺跡環濠出土の古墳時代土器」展が開催されている。

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 世田谷区は、2003年と2007年に行った瀬田遺跡(瀬田1)での調査で、弥生時代の集落を囲う環濠から古墳時代初めの土器を数多く発掘した。同区は、発掘した土器群のうち175点を区の有形文化財に指定。今回の特別展では、その中から台付き甕(かめ)や平底甕、壺(つぼ)や高坏(たかつき)など約70点を紹介する。

 土器群には、その時代に東海地方西部から流入した土器や弥生時代の系譜を引いた地元の土器、流入土器を模倣した土器が見られる。そうした3種類の土器が見られることから、当時が、「魏志倭人伝」にある東海地方西部勢力の東国進出によって、生活様式や社会が急激に変化した「激動期」であったことがわかるという。

 同館では、学芸員・解説員が解説も行うほか、土曜・日曜は直接土器に触れられるコーナーも設ける。

 開館時間は10時~16時。入場無料。6月30日まで。

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