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東京都市大に新キャラクター「TCUバード」 前身校マスコットキャラの「DNA」を継承

「TCUバード」

「TCUバード」

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 東京都市大学が8月、前身校である武蔵工業大学のマスコットキャラクター「ミットバード」を復刻した新キャラクター「TCUバード」を誕生させた。

基礎となった過去のデザイン(ミットバード)

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 同校は、学校法人五島育英会が1929(昭和4)年創立の「武蔵工業大学」と1956(昭和31)年創立の「東横学園女子短期大学」を2009年4月に統合して生まれた総合大学。現在3キャンパス(世田谷、横浜、等々力)に6学部18学科を有し、約8000人が学ぶ。

 2019年に創立90周年、2029年に創立100周年を迎える同校。現在推進している中長期構想計画「アクションプラン2030」における「ブランド力向上プロジェクト」の一環として、歴史をつなぎ、親和性を高めるためのコンテンツの一つとするため、前身校で活用されていたマスコットキャラクターの復刻作業を進めてきた。

 昨年2月頃から約1年半にわたり学生団体、卒業生、教職員へ呼び掛け、散逸していた当時資料などを収集しながら調査と検証を進めた。呼び掛けに対し30件ほどのアクションがあり、ペナント、キーホルダー、エンブレム(校章)、ノートなどが大学へ寄せられたという。

 新生マスコットキャラクターは、向上を目指す同校の姿を「『多摩川の空を天高く飛ぶヒバリ』に象徴した」といわれるミットバードの「DNA」を継承し、同校のスクールカラーである「TCUブルー」をボディーカラーのベースにした。

 男女共同参画の時代を反映させ女性パターンも作成。同校のもう一つの前身校である東横学園女子短期大学で使用されていたマスコットキャラクター「東横花子さん」の要素(デザイン、ポーズ)を取り入れた。男性キャラクターを「翼(つばさ)」、女性キャラクターを「夢(ゆめ)」と命名し、学園歌「夢に翼を」を想起させる狙い。

 「TCUバード」は8月3日から開催された、一般向け夏休み科学体験教室で初披露。参加児童や保護者に親近感をもってもらえるよう、パンフレットや案内ボードなどに登場した。

 同プロジェクト担当者の濱田努さんは「卒業生をはじめ、ご協力いただいた方々に感謝している。今後は、キャンパスグッズなども企画し、さまざまな場面で活躍するコミュニケーションツールとして愛用されるようにしたい」と意気込む。

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