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二子玉川にジェラート店「GELATO 9.」 九州産食材使ったフレーバー

外観

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 ジェラート専門店「GELATO 9.(ジェラート ナイン)」 (世田谷区玉川4)が9月28日、二子玉川小学校前にオープンした。

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 フレンチなど西洋料理の店で料理長を務めてきた代表の山崎裕太さんが、自身初の店としてオープン。店名は九州に「九」にちなんで「GELATO 9.」と名付けた。

 コンクリート打ち放しの壁と鉄やステンレスの素材を組み合わせた店内は、山崎さん自らデザイン。あえてジェラート店らしからぬ未完成な雰囲気とし、ここから店を進化させていくイメージにしたという。座席数はテーブル席8席。

 店内で製造するジェラートにはあえて定番商品を置かず、九州から直送される旬の食材を2、3種類組み合わるという。山崎さんは「素材の味の強弱や香り、甘みのバランスなどフレンチのバックグラウンドがある自分にしか作れないフレーバーを作っている」と胸を張る。

 月に数回変わるジェラートは、「耶馬渓牛乳Xアーモンド」「かぼすX蜂蜜」、「日田梨X天草オリーブオイル」「極早生(ごくわせ)みかんX人参(にんじん)」(2種類=660円、3種類=880円、小学生以下=330円)など9種類。「メロンソーダ」、「かぼす」、大分県中津市にある川谷園の耶馬渓茶を使った「緑茶」など好きなジェラート1種類が入る「フロートドリンク」(各880円)も用意する。

 今後は、食事帰りの客向けの夜の営業をはじめ、仕入れた食材を使ったドレッシングなどの商品開発、飲食店へカスタマイズしたジェラートの卸なども展開していきたいという。

 「ジェラートというコンテンツを通じて、自分の出身地『九州』の知らない食材や食べたことのないものを知ってもらいたい」と話す山崎さんは、子どもからお年寄りまで食べられるジェラート店を起点とし、より専門性の高い店を効率的に運営することにより、今までの飲食店のメカニズムやイメージを変えていきたいと意気込み、「食を通して九州の地域活性化や青果のフードロス問題に取り組んでいきたい。アットホームな雰囲気でやっているので、お子さま連れで好きなものを食べて楽しんでもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時~18時。

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