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関東中央病院で冬のイルミネーションともる 2年ぶりに点灯式も

イルミネーションの点灯風景

イルミネーションの点灯風景

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 世田谷・上用賀の「公立学校共済組合関東中央病院」(世田谷区上用賀6、TEL 03-3429-1171)正面玄関前で冬のイルミネーション点灯式が12月2日、行われた。

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 2006(平成18)年に始まった冬恒例の同企画は今年で15回目を迎え、正面玄関前の植え込みを活用するイルミネーションは12回目となる。昨年は新型コロナウイルスの影響に伴い点灯式を見送ったが、今年は2年ぶりに開催した。

 イルミネーション点灯のきっかけは、同院に勤務する20代の看護師が病気で亡くなったこと。生前、病院でクリスマスイルミネーションをしたいと話していた故人の遺志を、家族や同僚らが引き継いでイルミネーションのトナカイ1頭を寄贈。この話を耳にした医師やスタッフがほかのイルミネーションを追加で寄贈し、次第に装飾の規模が拡大し、現在に至る。

 イルミネーションは、クリスマスツリーの周りに雪だるまやトナカイを配置し、周辺の草木に約1万7千球の電球で金色や白、青色などの電飾を施した。今年は同病院の「かんちゅう募金」への寄付金で購入したウサギ2体とトナカイ1体も新たに加わり、点滅する電飾も使ってよりにぎやかに仕上げた。

 同院主任電気技師の小林利宏さんは「10月ごろから仕事の合間を縫って準備し、点灯式前日に何とか飾り付けを完成させた。今年は川沿いで子どもたちが作った雪だるまの周りに、夜ひっそりと動物たちが集まる様子をイメージし、温かい雰囲気になるように工夫した」と話す。

 小池和彦病院長は「正面玄関前でのイルミネーションも今年で12年目を迎え、毎年楽しみにしてくれている患者さんや近隣の方たちも増えてきたと思う。新型コロナもあり明るい話題が少ない寒い冬の季節に、このイルミネーションで、少しでもほっこりと温かい気持ちになっていただければ」と話す。

 点灯時間は17時~22時。2022年1月31日まで。

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