「第5回オープンパーク」が6月29日、上用賀公園拡張計画地(上用賀4)で開催される。主催は世田谷区。
新たに拡張整備する公園に親しみを持ってもらいたいとの考えから開催される同イベント。2016(平成28)年に住民参加で完成した同公園は、木製遊具や健康器具などを設置し、子どもからお年寄りまで幅広い世代に親しまれてきた。2031年をめどに、区が拡張用地として取得した隣接する国家公務員宿舎跡地を整備して「防災とスポーツの拠点」としての機能の拡充を図る。
拡張に当たって区では、「安全・安心の公園づくり」「みどりをつなぎ、ひろげる空間づくり」「スポーツを中心としたレクリエーションの空間づくり」を基本方針に、2022年からオープンパークのほか、ワークショップなどを実施し、地域住民の意見を取り入れる場を設けている。
5回目となるオープンパークでは、拡張事業の検討状況や取り組み方針などをまとめたパネルを展示するほか、地域の団体などとも連携し、親子で楽しめるイベントも同時開催。ユニバーサルスポーツ「ボッチャ体験」、地震体験車「なまず号」での地震体験訓練、ミニチュアホースとのふれあい体験、モルック体験、ダンスエクササイズ、手作りゲームコーナー、水遊び、泥んこままごとなどを用意する。
同区担当者は「現地で実践できる試行的な取り組みや、開園後を見据えた公園の活用などの提案があれば、ぜひ聞かせてほしい。大きな木々が残る広い現地と既存公園が一体化する完成後の公園をイメージしながら楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は10時~16時。入場無料。雨天予備日は7月6日。