地域連携イベント「タマリバーズ」の第15弾「広場演劇『パラライス〜炒(おど)れ、ひと粒のプライドをかけて〜』」が10月10日・11日、二子玉川ライズ(世田谷区玉川2) ガレリアで開催される。
2011(平成23)年の二子玉川ライズ開業に伴い、同施設と多摩美術大学上野毛キャンパスの学生が地域連携アートプロジェクトとして共同制作してきた同イベント。2016(平成28)年からは多摩美術大学のPBL(Project Based Learning)科目として、産学連携カリキュラムとして展開。アートやデザインが、なぜ社会と人間に不可欠かを「タマリバーズ」を通じて模索してきた。同大の学生が「新しい街ににぎわいをもたらす仕掛けづくり」をテーマに、企画立案、コンセプト設計、脚本、演出、衣装、小道具、広報活動、公演を手がける。
今年のテーマは「異なる個性の共生」。プロデューサーの金野千穂さんは「自然と都市、人と文化など、異なる要素が交わりながら発展してきた二子玉川の街を、さまざまな食材がまざり合うことで生まれる『チャーハン』に見立て、『異なるものが出合い、まざり合うことで新しい価値が生まれる』という考えを企画全体のコンセプトにした」と話す。
題目の「パラライス」は、「パラダイス」と「パラパラのライス(=炒飯)」、「ライズ」を掛け合わせ、インパクトを狙ったという。食べ物たちのパラダイス「二子玉川ライス」を舞台に鍋の主導権を巡り対立する果物と野菜の共存共栄を描いた物語を、17人の個性豊かなパフォーマーのダンスバトルで表現する。チャーハンが出現するクライマックスでは、チャーハンの「パラパラ」とした食感と、平成カルチャーの「パラパラダンス」を掛け合わせたパフォーマンスを披露する。
当日は、同大の学生が作ったアート作品や雑貨を販売するサブイベント「たまたまマーケット」をはじめ、アンケートに答えて登場キャラクターのプロフィール帳と交換する「みんな友達 友達100人できるかな」、好きな野菜や果物の断面デザインを選んで作るフェースペイント「ベジふるデコ」、近隣のチャーハンを提供する連携店舗でフォトスタンプを集める「スタンプラリー」などのサブイベントも用意する。
金野さんは「観客の人たちにも、異なる要素がまざり合うことで生まれるものを自分なりの解釈で感じてほしい。パラパラダンスのレクチャーもするので、フィナーレで一緒に踊って楽しんでもらえれば」と話す。
開演時間は、11時、13時30分、16時。観覧無料。