二子玉川ライズ・ガレリアや玉川高島屋S・C店1階など、二子玉川駅周辺の施設で10月6日・7日、街全体をアートギャラリーに変える芸術祭「二子玉川ビエンナーレ」が開催される。

前身である「ロハスキッズ・センター クローバー」での「KID’S ART」イベントの様子

　「ビエンナーレ」とはイタリア語で「1年おきに開催される美術展覧会」を指す。今回のイベントは、主催の「二子玉川ビエンナーレ実行委員会」代表を務める保育スペース「ロハスキッズ・センター クローバー」（玉川1）の中田綾園長と、同委員会副代表で同園のアートプログラムを担当する梅沢篤さんが、2009年から同園で開いていた「KID’S ART」が前身。「分かりやすい本物のアート」を日常に取り入れ、実際に触れることでさまざまな想像力を育むという保育現場での経験から、活動を園内から地域に広げて、二子玉川の街全体を豊かにしようと地域の企業やアーティストに協賛を募り実現させた。中田さんは「初開催となる今回のイベントを成功させ、2014年につなげたい」と今後の継続的な開催に意欲を見せる。

　協力・協賛企業は20社を超え、参加アーティストは約20人。当日は両ショッピング施設に加え、「こどものあそびば『ピアレッテ』」（瀬田4）や「松本音楽記念迎賓館」（岡本2）、飲食店「ALLO」（玉川1）、「CHICHICAFE」（玉川1）、「Farmers Marketゆっくりとカフェ」（鎌田3）など10カ所を超える会場でワークショップやトークショーを展開する。

　中田さんは「連休の2日間、できるだけ長く二子玉川に滞在してもらって、大人から子どもまでたくさんのイベントに参加してアートを身近に触れてほしい」と来街を呼び掛ける。

　開催時間は6日・7日共に10時～17時。ワークショップやトークショーなど詳細についてはホームページで確認できる。