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多摩美大映像演劇学科卒生が映像制作集団結成-映画祭「東京映画事変」初開催

「上野毛バンドワゴン」メンバー(多摩美上野毛キャンパスにて)

「上野毛バンドワゴン」メンバー(多摩美上野毛キャンパスにて)

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 多摩美術大学上野毛キャンパス(世田谷区上野毛3)造形表現学部映像演劇学科の卒業生5人が結成した映像制作・映像集団「上野毛バンドワゴン」が11月22日より、映画祭「東京映画事変」を初開催する。

招待作品・青山真治監督の新作「FUGAKU1 犬小屋のゾンビ」

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 同グループは、今春同学科を卒業した5人が今年5月に結成。同大の教授で映画作品「EUREKA ユリイカ」(2000年)、「私立探偵濱マイク・名前のない森」(2002年)、「東京公園」(2011年)などで知られる映画監督・作家の青山真治さんのゼミを通じて出会ったメンバーという。

 作品(コンテンツ)の制作だけではなく、プロデュースや広報、上映までをグループ内で分担することで、「より観客との距離が近づき、活発な交流を生み出せると考えた」と同グループの楠雄貴さん。「学生のころは作品を発表する場があったけれど、社会に出るとまず世に出すすべがない。自分たちが面白いと思って制作しても、見てもらわないことには伝えられないと思った」と立ち上げの理由を明かす。

 旗揚げとなる初めての映画祭は、渋谷の「ユーロスペース」で開く。大騒ぎの様子や事を成しとげるような言葉のイメージから「東京映画事変」と名付け、7日間に渡り13のオリジナル作品の上映とトークショーを行う。「作品のジャンルがさまざまで、一見統一性が無いことも特徴の一つ」と楠さん。

 開催に当たり、「懐かしい思いと新鮮な思いが濃密過ぎるほどに交錯するこの作品群は、確かに私の若かったころやりたくてもできなかった試み、集団であることの喜びの実現」とメッセージを寄せた青山監督。その新作「FUGAKU1 犬小屋のゾンビ」を招待作品として初公開するほか、映画評論家の大久保賢一さんを迎え「映画祭開催宣言」と称したトークショーも行う。

 大学のキャンパスがあった上野毛の地名をグループ名に入れたことについて、「上野毛や二子玉川の街には、学生時代にさまざまなお店や場所で撮影をしたり夜通しの話し合いをしたりした思い出が詰まっている」と話す同メンバーの加藤秀則さん。本年度から学生の募集を停止した同学部の卒業生として、後輩たちへ「作品を通じて何かを伝えて、ざわざわしてもらって、創作へのモチベーションにつながったらうれしい」と話す。

 上映はいずれもレイトショー。加藤さんは「仕事帰りに立ち寄っていただいて、観客の皆さんとトークショーで盛り上がってそのまま一緒に飲みに行くような流れも歓迎」と来場を呼び掛ける。

 上映時間は21時~23時。料金は当日券1,200円、前売りは1日券=1,000円、パス券=3,000円。今月28日まで。

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