見る・遊ぶ 暮らす・働く

七夕の夜に二子玉川の水辺で乾杯 コードは「サムシング・マゼンタ」

昨年の様子(二子玉川兵庫島公園)

昨年の様子(二子玉川兵庫島公園)

  • 0

  •  

 二子玉川の多摩川河川敷にある「二子玉川 兵庫島公園」(世田谷区玉川3)で7月7日19時7分、全国一斉のムーブメント「水辺で乾杯」が行われる。呼び掛けは二子玉川の水辺活用を考える市民グループ「ミズベリング二子玉川」。

同イベントのために「マゼンタ」色に変わっている「ミズベリング二子玉川」のロゴ

[広告]

 「ミズベリング」は、「水辺+RING(輪)」と「水辺+R(リノベーション)+ING(進行形)」を意味する造語。ミズベリング・プロジェクト事務局(港区)が、国内の水辺環境とその空間の一般利用について、市民や企業などから広く社会の関心を高め、さまざまな立場から「街と人をつなぐ」水辺利用へのソーシャルアクションを促すことを目的に、2014年に始動した。

 同事務局は昨年に続き、7月7日午後7時7分(タナバタイム)に、全国各地の水辺で同日同時刻に乾杯するソーシャルアクション「水辺で乾杯2016」を企画。日本全国それぞれの地域で、仲間と一緒に時を過ごしながら水辺の魅力を再発見し、その楽しさを実感して共有する。

 同アクションでは「青い服を身に着けるなど粋な趣向」や「長居はせず滞在は30分ほど」などのガイドラインを示した「水辺で乾杯アクション5カ条」を掲げており、「そこにある水辺を粋に静かに楽しんでみる風流な実験」を通して日本各地の人々がつながる機会を提唱している。昨年は全国で123カ所3685人の参加があり、今年は89カ所からの参加表明があるという(6月29日現在)。

 最大の自然資産として多摩川を有する「かわのまち」二子玉川は今年も開催。昨年は約40人が集まり、タナバタイムをカウントダウンし一斉に杯を交わした。今年のコードカラーに「マゼンタ」(赤紫色)を設定し、タナバタイムの二子玉川の水辺をマゼンタに染めるという。

 全国的なテーマカラーである青色から「逸脱」し、7月29日から31日の3日間、二子玉川駅周辺各所で初開催されるアートフェスティバル「TOKYO ART FLOW 00」に同調。同フェスティバルのテーマカラーが「Human’s Nature 人間の自然」を意味するマゼンタであることから、「開催地の地元が自主的に自発的に盛り上げようとする意思を表明したい」とミズベリング二子玉川の発起人である坪田哲司さん。

 同フェスティバルのアートプロデューサーの松田朋春さんは、自身も二子玉川エリア在住で、この「応援」について「うれしくて泣けてくる」と話す。「このアートフェスティバルは公共空間を自分たちで使いこなすことを目的としていて、アーティストがアートを通じて実践してみせるもの。街に支持してもらい、このような応援の輪が広がり、たくさんの人に見に来てもらえたら」と話す。

 集合は同公園内R246新二子橋第3橋脚前。18時30分開始、19時30分完全撤収予定。飲み物は各自持ち寄り。参加無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース