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成城学園、三省堂書店とコラボ-教員・図書委員のお薦め115冊を特集販売

三省堂書店成城店に展開されている特設コーナー。

三省堂書店成城店に展開されている特設コーナー。

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 成城学園(世田谷区成城6、TEL 03-3482-1092)は現在、三省堂書店成城店(成城6)の特設コーナーで同中学校・高校の教員と図書委員が選んだ「読書のすすめ」フェアを展開している。

「読書のすすめ」

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 「生徒の読書習慣の重視」を掲げる同校。1965(昭和40)年から毎年、夏休み前に教員が生徒に読んでもらいたい本を選び、エッセー式で紹介する「読書のすすめ」を発刊し生徒へ配布してきた。今回、同書の第50号発行を記念し、「地域と協働する活動の一環」として小田急線成城学園前駅ビル「成城コルティ」内の同店で展示・販売を行う。

 これまで生徒にのみ配布してきた同書だが、一般への公開は今回が初めて。50号の特集は「節目」で、サイズは新書判で223ページ。両校の教職員約半数にあたる50人がエッセーを執筆し、全部で122冊を紹介する。巻末付録には成城大学学部別の推薦図書リストも掲載している。

 店頭には、同号に掲載したものの中から福澤諭吉、斎藤孝訳「学問のすすめ 現代語訳」(筑摩新書)、木下是雄「理科系の作文技術」(中公新書)、山折哲雄「17歳からの死生観」(新潮文庫)、村上春樹「ノルウェイの森」(講談社)、門田隆将「死の淵を見た男」(PHP研究所)などジャンルを問わず58タイトルを展示。中学と高校の図書委員ら50人が選んだ、モンゴメリ「赤毛のアン」(新潮文庫)、リック・ライオダン、小浜杳訳「サーティーナインクルーズ」シリーズ、元川悦子「僕らがサッカーボーイズだった頃」(カンゼン)、三浦しをん「神去なあなあ日常」(徳間書店)など57タイトルも併せて紹介している。

 同委員らは前期試験の合間を縫って選書を進め、同特設コーナーには生徒によるイラスト入りの手描きPOPを添えるほか、「読書のすすめ」第50号(非売品)も展示しており、実際に手に取ることができる。

 同校企画広報課の山田泰史さんは「地域の学生や保護者に、子どもたちがどんな本に興味を持つのか、当校の教員がどんな本を薦めているかを知ってもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~21時。特設コーナーの展示販売は8月31日まで。

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