「世田谷246ハーフマラソン」が11月12日、4年ぶりに有観客で開催される。主催は世田谷246ハーフマラソン実行委員会。
今年で18回目を迎える同大会は、国道246号をメインに多摩川沿いや住宅街をランナーが走り抜ける世田谷区の初冬の一大スポーツイベント。スポーツ振興と区民の健康増進を推進するとともに「スポーツの世田谷」の魅力をアピールし、世田谷区のブランド向上を目的に開催している。
無観客開催、参加定員数の縮減、オンラインマラソンの導入など、コロナ禍でも形を変えながら開催してきた同大会の今年のテーマは「いま、あけゆく、つぎのみらい」。未来への希望をつなぎ、これからも歩みを止めずに進み続けていきたいという願いを込めた。今年はハーフマラソンの定員をコロナ禍以前の1800人に戻し、中央広場での模擬店、物産展も再開する。
当日は、オリンピック日本代表選手や元世界陸上日本代表選手の入船敏さん、川嶋伸次さん、横田真人さんをゲストランナーに招待。世界の舞台で活躍してきたトップアスリートの走りを間近で感じながら、一緒に汗を流すことができるという。
21.0975キロを走る「ハーフマラソンコース」は、駒沢オリンピック公園陸上競技場をスタートし、駒沢公園通り、国道246号、二子玉川、多摩堤通り、吉沢橋、砧本村、世田谷区・狛江市境付近、多摩川サイクリングコース、二子玉川緑地運動場、兵庫橋(予定)、多摩堤通り、目黒通り、駒八通りを経由して、駒沢オリンピック公園陸上競技場にゴールするコースとなっている。兵庫島付近では、一部工事区画を走る箇所があり、狭い箇所やゴムマットを設置する箇所も予定する。
コロナ禍で生まれた新たな種目「タイムトライアル」「オンラインマラソン」も同時開催する。駒沢陸上競技場トラックを走るタイムトライアルは、「800メートル」と「1600メートル」を、ハーフマラソンは「完走タイプ」と「累積タイプ」の2部門を用意する。「ハーフマラソン」では、部門別1位から3位のランナーにメダルと賞状を、部門別4位から6位入賞者に賞状を、参加賞としてオリジナルTシャツを、それぞれ進呈する。「タイムトライアル」は参加賞としてハンドタオルを進呈する。
オンラインハーフマラソンは、11月4日から11日までの期間に任意の場所からスタートしてもらい、オンラインでハーフマラソンの完走を目指してもらう。参加賞としてオリジナルTシャツを進呈する。
駒沢公園中央広場では、地元商店会による模擬店をはじめ、世田谷区と交流のある自治体の物産店などが出店し、焼きそば、おやき、和菓子、洋菓子、移動販売車による軽食、コーヒーなどを販売する。
世田谷区スポーツ振興財団の水村洋行さんは「開催に当たり、関係機関並びに協賛各社、医療従事者、各地域の皆さまに心から感謝したい。今後も皆さまに愛される大会となるよう、新たな可能性を常に模索し、安全・安心な大会運営を目指していきたい。今年は久しぶりの有観客開催となるので、沿道で選手を見かけたらぜひ、温かい声援を送ってほしい」と話す。
ハーフマラソンは8時30分スタート。荒天中止。