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用賀のパン店で「子どもたちのゆめのパン」作品募集 開店2周年感謝企画で

応募作品を手にする店主の鈴木さん(4月27日)

応募作品を手にする店主の鈴木さん(4月27日)

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 陸上自衛隊用賀駐屯地近くのパン工房「カンパニオ」(世田谷区用賀3、TEL 03-3707-1455)が現在、「子どもたちのゆめのパン」のアイデア作品を募集している。

同店外観

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 住宅街の中にある同店は、2013年5月に世田谷区若林のパン店で約10年修業をした鈴木将之さんが独立して開業した。店名の「カンパニオ(Campanio)」は英語の「companion」を意味するラテン語で、「安心で、家族で分け合えるようなパンを提供したい」という思いが込められている。

 店内には7日間かけて作る自家製酵母を使用したパンなどを常時40~50種類並べ、そのうち約10種類が「新作」や「旬」のパン。鈴木さんの両親と姉が店頭で販売をするアットホームな雰囲気で、窓に掛かるアニメ「トトロ」のタペストリーを店外から見た地元の子どもたちから「トトロのパン屋さん」とも呼ばれ、親しまれているという。

 開店から2年がたち、「街のパン屋さん」として来店客との距離の近さから生まれるさまざまな商品へのアイデアやコミュニケーションが楽しく、「何よりありがたい」と鈴木さん。子ども連れの常連客が多いといい、「子どもたちがパンを選ぶときの真剣でキラキラ輝く様子を見るのが好き」とも。

 そんな子どもたちの姿を見ていて、「子どもたちにとってパン屋さんは夢の舞台なのかもしれない」と考えた鈴木さん。開店2周年の感謝を込めて、子どもたちが「食べてみたいゆめのパン」を本当に作って販売しようと考えた。早速アイデアを募集するチラシを制作し、4月25日から店頭などで告知を開始。現在のところ2作品が寄せられており、鈴木さんは「ものすごく詳細にこだわって丁寧に書いてくれているので、実際に僕が作れるかどうかちょっとプレッシャー」と笑う。

 応募締め切りは6月13日。商品化するパンの販売は7月21日~26日。受賞者へは感謝状とパンの詰め合わせを進呈する。応募は同店内にある応募箱へ投函(とうかん)する。

 営業時間は10時~18時。月曜、第1・第3日曜定休。

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