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世田谷区民写真展開催-小田急地下化前の風景作品がグランプリ

第22回世田谷区民写真グランプリ「環七ターン」吉永英司さんの作品

第22回世田谷区民写真グランプリ「環七ターン」吉永英司さんの作品

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 「第22回世田谷区民写真展」が1月4日より、世田谷美術館(世田谷区砧公園1)区民ギャラリーで開催される。

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 世田谷区に在住・在勤・在学のアマチュア写真家を対象に作品を公募する同展。2006年度からは同区と「区民健康村相互協力に関する協定」を締結している群馬県川場村からも応募ができるようになった。主催は「せたがや文化財団」で、審査員は写真家の秋山亮二さんと写真家で女子美術大学教授の茅野義博さんが務める。

 今回の応募者総数は237人で応募点数は793点。そのうち、「入賞」39点(グランプリ1、金賞3、銀賞5、銅賞10、優秀賞20、奨励賞40)、「入選」237点。前回の来場者数は2690人。

 グランプリは代田在住で歯科医院を営む吉永英司さんの作品「環七ターン」。吉永さんは10年ほど前から同コンテストへ応募してきたが、グランプリ獲得は今回が初。鉄道写真撮影を趣味とし、小田急線地下化工事で変わる街の風景を残したいと、地元「代田八幡神社」(代田3)の秋祭りの様子に電車車両を入れ込む構図を狙い続けた。

 受賞写真は2012年秋に撮影したもので、現在は工事完了により同位置から車両と線路を望むことはできない。「3度目の挑戦でやっとつかまえた一瞬。今回を逃したら次は無いという気持ちだった。氏神様のご加護でしょう」と吉永さん。

 観覧時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。今月12日まで(期間中は6日のみ休館)。審査員による写真教室(入賞作品講評)も5日13時30分から、同館講堂で開く。入場無料。先着150人。

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