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成城ホールで「落語家の話し方」教室-すべらない宴会幹事術も

講師の落語家 鈴々舎馬るこさん

講師の落語家 鈴々舎馬るこさん

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 成城ホール(世田谷区成城6、TEL 03-3482-1313)で9月6日、話し方教室ワークショップの無料体験講座「落語家の話は何故分かりやすいのか」が開催される。

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 同ホールでは11月15日より毎週木曜19時から全6回の話し方教室の開講を予定しており、今回はその体験講座となる。講師の鈴々舎馬るこ(れいれいしゃまるこ)さんは「初心者から落語通まで大爆笑させる」をモットーに活躍する若手落語家。型破りで斬新な話芸が目立つが、昨年の「NHK新人演芸大賞」決勝進出や、今年は「第6回落語一番勝負! 若手落語家選手権」で優勝するなどの華々しい経歴を持つ実力派。活躍は落語にとどまらず、イベントの演出やプロレスのリングアナウンスなど多岐にわたる。

 同講座では、落語家ならではの話し方のテクニックをワークショップ形式で講義する。印象に残る声や口調、緊張しない方法など「具体的な話し方のテクニック」や、話題選び、ヨイショの仕方など相手を想定した「会話に関するテクニック」、空気を読む、すべらない宴会幹事術など「コミュニケーション上手になるテクニック」などを、落語家ならではの視点で語る。参加者も実際に声を出してノウハウを学ぶ。

 同ホールでは毎月「そうだ じゅげむ きこう」と題した寄席を開いているほか、子ども向けの「らくご塾」やシリーズ企画など、落語のイベントが多彩。設立当初、地域に広く認知してもらうため「いいものを地域の方に見てほしい」と誘致したのが落語だった。設立4年目となる現在は、落語の「友の会」だけでも全国に1500人ものメンバーがおり、クラシックと並ぶ同ホールの看板イベントとなっている。

 「もともと結婚式のスピーチや会社でのスピーチなど話のネタ捻出に悩んでいる方向けに企画した」と同ホール副館長の笹萌恵さん。ふたを開けてみれば、幅広い年齢層の方からの問い合わせを受けている。「コミュニケーション能力の低下が指摘される現代、あらゆる方に日常生活でも役に立つヒントをこの講座から見つけてもらえれば」と話す。

 時間は15時~16時半と19時~20時半の2回。本講座は11月15日から、毎週木曜19時~。

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